理事長挨拶

GREETING

本協会の理事長を務めさせていただくことになりました吉永惠実と申します。

本協会は、2017年春の「旅日華人中医学協会」から発足し、日本で中医学の研究及び臨床応用をしていた中国人中医学の先生が主体の団体です。この記念すべき日にあたり、7年間にわたって、日本における中医学の普及と発展、中医学を通じて人々の健康に貢献するという共通の目的で、会員の皆様の献身的な絶え間ない努力に心から感謝申し上げます。多くの方々の熱意と支援があってからこそ、協会は確実に有意義な活動をしてまいりました。その結果、おかげさまで、2023年10月12日に協会の法人化を実現しました。

中医学は、何千年もの歴史を持ち、人々の健康を支える豊かな知識と経験を蓄積してきた学問です。私たち日本中医協会は、この貴重な伝統を尊重し、現代の医療と組み合わせることで、さらに多くの方々の健康と幸せに貢献できると信じております。

本日設立大会を迎えるにあたり、まずは協会のミッションについて定款の一部をもってご説明させていただきます。

当法人は、中医学の資格保有者や愛好者の学術交流と研究を促進し、会員間の交流と協力を深めることを目的としています。また、日本における中医学の普及活動と中国伝統文化の社会貢献も目指しています。これらの目的を達成するために、様々な事業を展開していきます。

当法人は、以下の事業を通じて中医学の質の向上と普及を図ります:

1.会員の専門知識と技術を活用し、中医学の最新情報と研究の調査・交流を行います。

2.中医学の理論と臨床実践に関する講習会を運営し、中医・中薬・鍼灸・按摩・薬膳・気功などの分野をカバーします。

3.国内外の中医学に関する学術会議や交流会に参加および企画します。

4.中医学に基づく商品を開発します。

5. 中医学関連の書籍を作成・販売します。

6.法人の目的達成に必要なその他の事業を展開します。

私たちは、中医学の正しい知識と技術を普及させ、また、中医学に関する研究を促進し、その成果を社会に還元することで、地域社会との連携を深めることで、中医学の理解と受容を広げていきたいと考えています。

一般社団法人日本中医協会

理事長 吉永惠実