江丹先生 特別講座：中医針灸による月経周期治療
jatcm先日、江丹先生による「中医針灸を用いた月経周期の治療」についての講座が無事に開催されました。講座では、不妊治療や月経周期における中医学の理論、そして実践的なアプローチが詳細に解説されました。
1️⃣ 中医学の理論的基礎
- 中医学では、腎と脾が生殖機能の根本と考えられています。治療の第一段階として「補腎・補脾」が重要であり、気血の充実を図ることで卵子の成長を促します。
- また、「補陽養精」「活血化瘀」により卵子の成熟と排出をサポートする治療法が示されました。
2️⃣ 針灸による効果的な治療法
- 上海で研究された「骶四穴」を活用した治療法が紹介され、不妊症や月経不順などに対する効果が強調されました。
- 「浮針療法」など、特定の患者に適した治療方法を実際の症例とともに解説。早発閉経や多嚢胞性卵巣症候群（PCOS）にも応用可能であるとのことでした。
3️⃣ 安定した精神状態の重要性
- 不安やストレス、睡眠障害が血糖値やホルモンバランスに与える影響が解説されました。患者に対して、精神的な安定を促し、ストレス軽減を重視した治療法が重要であると強調されました。
参加者の感想
参加者からは「中医学の新しい視点を学べた」「すぐに臨床に活かせる内容だった」と好評の声が多数寄せられ、大変有意義な時間となりました。
江先生、そして運営スタッフの皆さま、素晴らしい講座をありがとうございました！
